キャリアサマリー
もともと、進路を考えていた頃にたまたま入院することになり、その際に看護師の方にお世話になったんです。私自身「人と関わることが好き」というのもあったので、それをきっかけに看護師を目指そうと思いました。
大学病院で看護師として働くうちに、だんだんと「予防医療に携わりたい」という気持ちが芽生えていきました。その後、子どもが生まれたことで夜勤のある看護師を続けることが難しくなり、SBアットワークに転職して「産業保健領域」で働くことを決めました。
色々な企業を見る中で、とても大きな影響力のあるソフトバンクグループの産業保健領域に関われることが魅力的だと感じて入社の決め手となりました。
もともとは特別嘱託としてSBアットワークに入社し、その後、登用制度に応募して正社員(アソシエイト職)になりました。入社当時は、「健康診断のデータ処理や事後措置」など保健師業務をメインで担当していたのですが、2人目の育休復帰をした2015年頃から「健康経営」を担当するようになりました。
その際に、ウォーキングイベント等の企画業務にも携わらせてもらい、段々と総合職への領域変更を考えるようになりました。「総合職の自分」のイメージが湧かず、こんな自分が目指してもよいのか・・と迷いや不安だらけでしたが、上長に1on1面談で相談した際に背中を押してもらい、とにかくチャレンジしてみようと領域変更の決心がつきました。
総合職への領域変更に応募する過程で、自分自身のスキルや経歴の棚卸ができ、キャリアについて考える良い機会にもなりました。総合職になってからは、自分から発信する機会が多くなり、しっかり目的を理解できていないと相手にうまく伝えられないなと感じています。そのため、今まで以上に実施する業務の目的や本質を考えるようになりました。
企業で働くのが初めての経験だったので、「ビジネスパーソンとしての基礎」を身につけたいと思い、ソフトバンクユニバーシティ(ソフトバンクグループ各社の社員が参加でき、ともに学べる実践形式の研修)をいくつか受講しました。これまでに受けたのは、「プレゼンテーションの資料作成・話し方」や「交渉力」、「ロジカルシンキング」などの研修です。
特に「ロジカルシンキング」研修は今の業務でも役立っています。日々のメールやソフトバンクグループのイントラネット記事、資料作成など、「分かりやすくするためにはどうしたらよいか」と日ごろから考えることで、伝える力も少しは身についたのかなと感じます。最近は会議のホストになる機会も多いので、今後は「ファシリテーション」や「データ分析・統計」の研修も受講したいと思っています。上長が部署の朝礼などで「こんな研修があるから参加してね」と定期的に呼びかけしてくださっています。
施策を行って、データ分析でなんとなく想定していたことがアンケート結果に表れたり、施策の効果が見えたときはやりがいを感じますね。直近ではソフトバンクグループ内で共同開催した健康セミナーの企画運営をしたことです。こちらの取り組みは、SBアットワークで半期に一度行われる表彰制度(SBAW Award)でも受賞をしました。セミナー参加者の「意識変容」に効果があったので、行動につながるよう啓発は今後も継続していきたいです。
今後も「世間のトレンドも意識しつつ、専門知識をどう産業保健に活かしていくか」というところは常に考えていきたいと思っています。普段はネットで情報を調べたり、産業保健の雑誌を継続で購読したりしています。あとは、毎週SBアットワークの保健師で集まって「保健指導リソース」から最新の情報をキャッチアップして、必要そう・活かせそうな情報はみんなで調べて共有しています。
「ホワイト500」や「健康経営銘柄」の選定などを受けて、社員のみなさんに「健康経営」については認知はしていただいているように思います。今後はさらに、社員のみなさんがご自身で健康管理を行っていけるような仕組みづくりをしていきたいです。
小学生の子どもが2人いますが、学童保育や家族のサポートもあり、特に子育てと仕事との両立では困っていないですね。子育ては、基本は「母の背中を見て育ってね」というスタイルです。(笑) 子どもたちも「働くのが当たり前」と思ってくれていて、最近は子ども2人だけでごはんの準備をしてくれたりしてありがたいです。家族と役割分担しながらうまく協力できています。会社には他にも子育てをしている方もたくさんいますし、上長や同僚も配慮してくださるので子育てをしながらでも働きやすい環境だなと感じています。
私自身は週2くらいで出社しています。学童保育が19時半までなので、出社の日はギリギリになってしまいダッシュすることもありますが、終わりの時間が決まっているので在宅勤務の日よりも出社の時の方が仕事の区切がつけやすいなと感じています。
※所属や業務内容は、
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